ウィリアム・M・ツツイ教授
エドウィン・O・ライシャワー特別教授
ウィリアム・M・ツツイ教授は、近代日本における経済学・環境学・文化史を専門としている。ハーバード大学、オックスフォード大学、プリンストン大学で学び、著書には『Manufacturing Ideology: Scientific Management in Twentieth-Century Japan』、『Banking Policy in Japan』、『Japanese Popular Culture and Globalization』など含む8冊がある。2004年に出版された『Godzilla on My Mind: Fifty Years of the King of Monsters』(ゴジラとアメリカの半世紀) はニューヨーク・タイムズ紙で「カルト・クラシック」と呼ばれ、邦訳版が中公叢書から出版された。フルブライト、ACLS、マーシャル・フェローシップを受け、2000年にはアジア研究協会のジョン・ホイットニー・ホール賞、2005年にはウィリアム・ロックヒル・ネルソン賞ノンフィクション賞を受賞。現在、アジア研究協会、米日カウンシル、州人文学協議会連合会の理事を務め、2020年には日米友好基金のメンバーに選ばれた。
カンザス大学で17年間教鞭を執った後、2010年にサザン・メソジスト大学のデッドマン人文科学大学学部長を務める。2014年から2019年までアーカンソー州コンウェイのヘンドリックスカレッジ学長を務めた後、現在は歴史学名誉教授。現在の研究テーマでは、日本の水産業をとりまく環境とビジネスの歴史、日本の大衆文化に焦点を当てている。