アンドルー・D・ゴードン
Lee and Juliet Folger基金歴史学教授
アンドルー・D・ゴードンは、労使関係史・社会史・政治経済史を中心に、日本の近現代史について広く講義を行う。最新の著書である『ミシンと日本の近代』では、ミシンの普及の歴史を通じて、20世紀日本における消費者社会形成の軌跡を考察する。2016〜2017年には、1990年代から2010年代の、いわゆる「失われた時代」について3つの論文を発表した。
パンデミック中には、マイケル・ライヒ氏と共著で日本におけるワクチン接種とワクチン接種忌避の歴史に関する論文を発表したほか、日本の政策と COVID-19 に対する社会の対応に関するブログ記事も複数執筆した。2023 年にはケンブリッジ大学出版局の 『The New Cambridge History of Japan: The Modern Japanese Nation and Empire, c. 1868 to the Twenty-First Century』 第 3 巻に 「Japan’s Transwar Political Economy」 を寄稿した。日本近現代史の通史 『日本の200年 上・下巻』 は、大学の授業で広く使用されており2020年に刊行された第4版では環境史への視点が新たに加えられた。
また、日本におけるパブリック・ヒストリーをテーマとし、2015年にユネスコ世界遺産に登録された炭鉱を含む産業遺産の展示・保存を中心とした著書を執筆中である。この研究プロジェクトに関する最近の講演のいくつかは、本人のウエブサイトで公開されている。2011年以降、日本の関係機関との協力のもと、ライシャワー日本研究所の日本災害アーカイブ(JDA)プロジェクトの構築、運営も主導している。