研究会

ライシャワー日本研究所は、ハーバード大学の教員及び大学院生の研究サポートの一環として、研究会を支援しています。研究会では、ハーバード内の教員、大学院生、ポストドクトラルフェロー、客員研究員、さらに他の研究所より専門家を招き、日本に関連する研究テーマを探求する貴重な機会となっています。ライシャワー日本研究所では、現在以下2つの研究会を支援しています。

 

CinEncounters

2012年、アレクサンダー・ザールテン教授(EALC)の企画で作られたCinEncountersは、1960年代、1970年代以降のあまり知られていない日本映画の名作を、様々な視点から鑑賞するフォーラムです。鑑賞会では、日本のニューウェーブ映画からピンク映画、またアニメ、ドキュメンタリーまで、作品の予想外の展開や未知の世界、そして独創的な日本映画に対する探求心を促します。

月に一度のこの鑑賞会では、作品や制作者との新たな出会いや、映画の背景にある歴史やストーリ―について議論し交流する機会を提供します。鑑賞会では評論家や制作者、映画関係者などを招き、スカイプを通じてのディスカッション等も行います。すべての作品は英語字幕で上映されますので、日本語は必須ではありません。



Contemporary Japanese Politics

The Contemporary Japanese Politics Study Groupは、日本の政治、外交政策の動向についての深い理解と、学術的な視点からの重要な政治課題の議論を目的として、1999年に開始されました。この研究会では、優秀な博士課程の学生が取り組んでいる研究課題(会議で発表した論文や、論文の草稿など)を発表し、参加者よりフィードバックを受ける機会や、教員やポスドクが研究発表を行う機会を提供しています。
ハーバード大学政治学部のスーザン・ファー教授とダニエル・スミス准教授が議長を務め、ウェザーヘッド国際問題研究所日米関係プログラムとの共催で、ハーバード大学をはじめ、ボストン、ニューイングランド地域の教員、大学院生など50名以上が参加しています。
詳細については、Shinju Fujihira(日米関係プログラム・エグゼクティブダイレクター)までお問い合わせください。研究会の詳細については、こちらのウェブサイトをご覧ください。

これまでの講演は以下の通りです。

Benjamin Bartlett (USJRP Postdoctoral Fellow)
"Cyber Security Capacity-Building in Comparative Perspective"

Rieko Kage (USJRP Associate, University of Tokyo)
"Positive and Negative Attitudes toward Immigrants: Evidence from Survey Experiments in Japan"

Kiichiro Arai (RIJS Visiting Scholar, Tokyo Metropolitan University)
"Voters Punish Local Governments for Natural Disasters: Evidence from the 2015 Kinu River Flood in Japan."

Yusaku Horiuchi (Dartmouth College)
"Source Cues or Policy Considerations: What Influences Foreign Public Opinion?"