ダニカ・トラスコット
文語・漢文講師
上代・中古文学を専門としている日本古典文学の研究者。2011年にカリフォルニア大学バークレー校で学士号(日本語専攻)を取得後、2014年ハーバード大学にて東アジア地域研究修士課程を修了。2022年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校のアジア言語・文化学科より博士号を取得。
女性文学史、ジェンダー・パフォーマンス、日本内外における前近代テクストの受容と翻訳を主な研究対象とする。現在進行中の単著プロジェクトでは、日本最古の歌集『万葉集』で最多の作品が収録されている女性歌人・坂上郎女を中心に、フェミニズムの視点から『万葉集』を再読することを試みる。物語論の概念に着想を得た読解方法を用いることで、古代の武門から貴族へと転じた大伴氏の文学的遺産、さらには奈良時代の広範な歌文化で坂上郎女果たした重要な役割を明らかにしている。
教育面では、古文、漢文の入門クラスに加え、上級レベルの古文を担当する。また東アジア文明言語学科では古文・漢文書かれたテクストを横断的に扱う授業を担当している。