エドウィン・A・クランストン
日本文学教授
カリフォルニア大学バークレー校にて研究を始め、スタンフォード大学に移籍。1966年に博士号(日本文学)を取得。1965年よりハーバード大学で日本語教師として教鞭を執り始める。日本文学を専門とし、翌年助教授、1972年に教授に就任。長年にわたり詩の創作と翻訳に取り組む。博士論文は、1969年にHarvard-Yenching Institute Monograph Seriesより、『The Izumi Shikibu Diary: A Romance of the Heian Court』として出版された。1993年、スタンフォード大学出版より、古事記、日本書記、万葉集より精選した1578の和歌の翻訳『A Waka Anthology, Volume One: The Gem-Glistening Cup』を出版した。2006年には、古今和歌集、源氏物語等より2724の和歌の翻訳をコレクションした第2巻を出版。また最近では、日本の詩歌について書かれた著書『The Secret Island and the Enticing Flame』(Cornell, 2009)が出版された。
日本の詩歌の翻訳における功績が高く評価され、MLS Lois Roth Award、22回山片蟠桃賞を受賞。2009年、日本の古典文学を米国のみならず世界に広め、また優れた日本研究者を指導してきた功績が認められ、日本政府より旭日中綬章が授与された。