ジェフリー・G・ジョーンズ
経営史学Isidor Straus教授
経営史学イシドール・シュトラウス教授、ハーバード・ビジネス・スクール経営史部門長。英国のケンブリッジ大学にて学士・修士・博士号取得。デンマークのコペンハーゲン・ビジネス・スクールにて経済学及び経営学および、フィンランド、ヘルシンキ大学にて名誉博士号を取得。これまで、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、ケンブリッジ大学、レディング大学及びエラスムス・ロッテルダム大学にて教鞭を取り、学習院大学及びコロンビアのロス・アンデス大学で客員教授を務めている。
グローバル・ビジネスの発展、影響力、責務に関する研究を専門とし、美容やファッション業界から金融、再保険、貿易に及ぶ幅広い分野を対象としている。特に近年は、企業活動の持続可能な発展に関する歴史学的研究や、新興市場における経営史に焦点を当てている。ハーバード・ビジネス・スクールにてCreating Emerging Markets oral historyプロジェクトの立ち上げに関わる。また、Entrepreneurship and Global Capitalism コースの発足に携わり、講義を行う。このコースでは、MBA2年次の学科として 、過去200年の間に、アントレプレナーシップがグローバル化に果たした役割について学ぶ。また、Academy of International Businessのフェローを務めている。
主な著書として、British Multinational Banking 1830-1990 (Oxford, 1993)、『国際経営講義(Multinationals and Global Capitalism: From the Nineteenth to Twenty First Century, Oxford, 2005)』(有斐閣、2007年)、『多国籍企業の変革と伝統:ユニリーバの再生(1965–2005年)(Renewing Unilever: Transformation and Tradition, Oxford, 2005)』(文眞堂、2013年)『The Oxford Handbook of Business History (edited with Jonathan Zeitlin, Oxford, 2008) 』など。『ビューティビジネス:「美」のイメージが市場をつくる(Beauty Imagined, Oxford, 2010)』(中央経済社、2011年)は、世界の美容業界の歴史をビジネスの視点から読み解いた最初の書籍である。また新しい著書である『Profits and Sustainability: A Global History of Green Entrepreneurship (Oxford, 2017)』では、19世紀から現在に至るまで、グリーン・アントレプレナーシップのグローバルヒストリーについて初めて明らかにしている。