ジェームス・ロブソン
James C. Kralik and Yunli Lou 東アジア言語文明学教授
ハーバード大学アジアセンター所長
Harvard College Professor
東アジア言語文明学教授。前学部専攻長。現在はハーバード・サマースクール in 京都のプログラム長を務める 。東アジア地域における宗教、特に道教、中国仏教、禅を専門としている。2002年にスタンフォード大学にて仏教学Ph.Dを取得後、中国、台湾、日本にて長年研究を行った。中国仏教と道教における中世史に精通し、特に聖地、地域性に着目する宗教史、護符、禅などのテーマを専門とする。近年は、湖南省の地域に特化した神像についてÉcole Française d’Extrême-Orientとの長期研究プロジェクトに携わる。
著書 『Power of Place: The Religious Landscape of the Southern Sacred Peak [Nanyue 南嶽] in Medieval China (Harvard, 2009)』はFrench Academy of Inscriptions and Belles-LettresよりStanislas Julien Prize、また仏教伝道教会より2010年度沼田仏教書籍優秀賞を受賞。 論文に、「Signs of Power: Talismanic Writings in Chinese Buddhism」(『History of Religions』 48:2), 「Faith in Museums: On the Confluence of Museums and Religious Sites in Asia」(PMLA, 2010)、「A Tang Dynasty Chan Mummy [roushen] and a Modern Case of Furta Sacra? Investigating the Contested Bones of Shitou Xiqian」等。現在は日本の仏教寺院と精神病院の関わりについて研究を行う。