クラス:2019
ハウス(寮):Winthrop
研究分野: 認知神経科学と進化心理学
出身:サクラメント(カリフォルニア州)
好きな日本食:お好み焼き、たこ焼き
ライシャワー奨学金:2018年Japan Summer Science Undergraduate Research Program(京都大学)
ハーバード入学前:
高校時代に留学したいと思っていましたが、当時自分は水泳のトレーニングが出来れば、留学先はどこでも良いと思っていました。ちょうどその当時、日本にいる水泳のコーチと連絡を取っており、ぜひ彼のチームに参加して欲しいとのオファーを頂きました。そして、私は横浜へ向かったのです。正直なところ、言葉も分からない場所で、うまくやっていけるか全く想像出来ませんでした。しかし、最終的にはチームとホストファミリーとともに、素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
ハーバードに入学した際、高校時代の日本での体験は自身にどのように影響を与えましたか:
高校時代の体験から日本に戻りたいと思っていたのですが、医学進学課程に在籍し、大学の水泳代表選手である自分が、日本へまた行く事について不安を感じていました。3年生になり、大学での夏は残り1回だけである事に気づき、もしハーバード在学中に自分が日本へ行かなかったら後悔すると思い、医学と精神医学の分野に焦点を当て、日本での夏の計画を立てました。現在、私のハーバード大学での主任研究員であるジル・フーリー教授に紹介頂き、京都大学大学院医学研究科の古川壽亮教授の研究室でのインターンをアレンジすることができました。また、横浜の水泳コーチとのご縁もあり、京都のスイミングクラブにも入ることが出来ました。
その年の日本での夏、最も印象的だった出来事はありますか:
国立がんセンターで医師や研究者を訪問する10日間の東京でのプログラムを、古川教授がアレンジしてくださいました。国立がんセンターにて臨床と研究の両方を行っている方々との交流を通し、自分自身の医学への情熱を新たに、将来の進路が明確になりました。そしてMD/PhDコースを目指すことにしました。
海外へ行ったことのない人にアドバイスをお願いします:
まずは一歩踏み出すことを恐れないでください。恐怖や不安な気持ちは自然なことですが、そういった気持ちが海外へ行くこと、そして自分自身のため新しいことを始める障壁になってしまってはいけません。そういった気持ちは消えることはありませんが、恐怖や不安を自分で克服することで、あなた自身を豊かにしてくれます。また、あなたは一人ではありません。周りには助けてくれる方や助けになる情報があるはずです。
ハーバード卒業後の進路:
MD/PhDプログラムに応募する前にギャップイヤーを取り、日本へ行く計画をしています。主に東京で過ごし、精神医学の研究を続け、以前訪れた京都以外にも日本の様々な地域を訪れてみたいです。
クレアさんの日本での体験談をご覧ください: