マイケル・R・ライシュ
武見太郎国際保健政策教授
マイケル・R・ライシュはハーバード大学公衆衛生大学院武見国際保健プログラム教授。公衆衛生政策の政治的側面に関する研究に従事し、医療制度の強化と改革、医薬品及び医薬品政策の利用、政治経済学における政策決定プロセス等を扱う。
イエール大学にて学士号(分子生物物理学及び生化学)、修士号(東アジア学)を取得した後、1981年に博士号(政治学)を取得した。ハーバード大学に勤め始めた際、1983年にハーバード大学公衆衛生大学院に武見国際保健プログラムを設立。1988年よりプログラム長を務める。
ハーバード大学にて20年以上医療制度問題を研究しており、世界銀行研究所フラグシップコースの医療制度の強化及びサステナブルファイナンス部門の部門長を務めている。医療制度に関する『Getting Health Reform Right: A Guide to Improving Performance and Equity』(共著:M.J. Roberts、W. Hsiao, P. Berman 2004)を出版。また、2015年1月創刊の学術紙『Health Systems & Reform』の立ち上げを担当し、編集長を務める。
40年以上にわたり日本の医療政策問題研究に従事。2015年4月29日、日本に対する長年にわたる公衆衛生と国際保健における多大な功績が讃えられ、旭日中綬章が授与された。
2016年11月にはAlliance for Health Policy and Systems Research及びHealth Systems Globalより、Award for Lifetime Service to the Field of Health Policy and Systems Researchを授与された。