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2020年野間・ライシャワー賞受賞者発表

2020年 野間 ・ライシャワー賞受賞者はジョアン パウロ・クリュッグ パイバさんとジェシー・ルフェーヴルさんに決定しました。

今年の野間・ライシャワー賞は、ジョアン パウロ・クリュッグ パイバさんとジェシー・ルフェーヴルさんに、2020年12月7日、オンライン形式で授与されます。こちらの賞は、1995年講談社によりエドウィン・O・ライシャワー氏に敬意を表し命名され、毎年、ハーバード大学の学部生及び大学院生が執筆した日本に関連する論文の中から選出されています。

野間・ライシャワー賞大学院生の部には、ジェシー・ルフェーブルさんが執筆した論文「The Politicization of Image: The ‘Elite Populism’ of The Illustrated Narrative Scroll of Major Counselor Ban and Its Implications for Medieval Large-Format Illustrated Scrolls」が選ばれました。ジェシーさんは現在、ハーバード大学東アジア言語文明学部博士候補生で、日本の中世及び近代の宗教と歴史について、特に仏教の変遷、芸術及び文学的側面、またその社会的影響力について焦点を当てて研究を行っています。


野間・ライシャワー賞学部生の部には、ジョアン パウロ・クリュッグ パイバさんが執筆した論文「A Choreographic Contribution to the Elimination of Nuclear Weapons: the Narrative Interrupted in Is It a Bad Time to Talk」が選ばれました。ジョアンパウロさんは、昨年秋、京都アメリカ大学コンソーシアム(KCJS)のプログラムで日本に留学中、当論文に関する研究を行いました。2020年5月にハーバード大学演劇・ダンス・メディア学部を卒業、現在はUCLAの修士課程に在籍し、振付の探究を行っています。今後は、ダンスの振付と核軍縮活動の関連性についての研究を行う予定です。