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2021年 野間 ・ライシャワー賞

今年の野間・ライシャワー賞が、2021年12月2日、Chihiro IshikawaさんとYingxue Wangさんにオンライン形式で授与されました。1995年、講談社がエドウィン・O・ライシャワー氏に敬意を表し命名された本賞は、毎年ハーバード大学の学部生及び大学院生による日本をテーマとした論文の中で、最も優れた作品に授与されます。
2021年度の野間・ライシャワー賞大学院生の部には、Yingxue Wangさんの論文 「Why Beetle Wings? An Ecological Approach to the Tamamushi Shrine」 が選ばれました。Wangさんはハーバード大学東アジア地域研究(RSEA)で修士号を取得し、現在ハーバード大学芸術建築史学部博士課程の3回生として研究を続けています。Yingxueさんは、日本及び東アジアの芸術史を専門とする一方で、中世研究にも関心を持ち、研究を行っています。グローバルな中世研究の対話に貢献し、より広く遠距離交流や、グローバルな接続性にも関心を持っています。
同賞の学部生部門には、 Chihiro Ishikawaさんの論文「The Global Diffusion of the #MeToo Movement: SNS Usage and Anonymity in Japanese and Korean Feminist Activism」 が選ばれました。2021年度学部卒業生のIshikawaさんは、社会学と東アジア研究の二重専攻で、日本と韓国におけるジェンダー研究に取り組みました。現在はハーバード大学東アジア地域研究(RSEA)修士課程で日本・韓国の研究を続けており、両国における社会運動、ジェンダー、メディア、ビジュアルカルチャー等のトピックに関心を持っています。
2021年のタズコ・モナネ賞、野間・ライシャワー賞受賞者と、オンライン授賞式の様子は東アジア言語文明学部の EALC article をご覧ください。