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「日本災害DIGITALアーカイブ」プロジェクトより、東日本大震災10周年を迎えるにあたっての声明

2021年3月

東日本大震災の発生から10年を迎えました。犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ライシャワー日本研究所は『日本災害DIGITALアーカイブ』プロジェクトの発足当初、アーカイブの完成までに10年ほど資料収集を行う必要があると予測していました。しかしながら、10年経った今も復旧・復興への道のりは依然として続いており、今後も引き続き当アーカイブへの資料を保存していく必要があると考えております。私たちは、復興に尽力されている皆様の活動に敬意を表するとともに、当アーカイブの充実や利用者の方々との交流を通し、復興への一助となるよう、精進して参ります。

現在『日本災害DIGITALアーカイブ』では、学習、指導、知識共有のための「場」として、利用者にとってより使いやすいプラットフォームとなるよう、システムの改善及び向上に努めております 。今後とも日本の皆様に対し、震災の経験や思いを引き続き記録し、語り継いでいくバーチャルな「場」を提供するとともに、世界の人々が大震災の教訓を学ぶことができるよう、取り組んで参る所存です。

これからも災害の記録を未来に残す貴重なリソースであり続けられるよう、皆様からのご意見、ご提案を心よりお待ちしております。


日本災害DIGITALアーカイブ(JDA)
ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所
http://jdarchive.org/ja