追悼: ハワード・ヒベット教授 (1920-2019)
ハワード・ヒベット教授が去る2019年3月13日、逝去しました。ヒベット教授はハーバードにおける日本研究の中心的存在として、教員、学生、スタッフの誰からも慕われました。1958年にハーバード大学教授に就任し、東アジア言語文明学部学部長(1965〜1970年、1972年)を務め、1985〜1988年にはライシャワー日本研究所所長を務めました。ハーバード大学にて学士号(1947年)、博士号(1950年)を取得し、その後70年にわたりハーバード大学に関わりました。
学者・翻訳家として、多くの日本文学に関する著作を残し、多くの学者を育てました。主に谷崎潤一郎の作品の翻訳を手掛け、2018年にはコロンビア大学ドナルド・キーンセンターより生涯にわたる江戸・近代の日本文学の翻訳の功績が讃えられ、Lindsley and Masao Miyoshi Translation Prizeを受賞。
ヒベット教授のライシャワー研究所へのリーダーシップ、長年の日本研究への貢献に深く感謝します。