テオドル・C・ベスター(1951-2021)
ハーバード大学教授テオドル・ベスター儀、癌のためかねてより病気療養中のところ7月1日に逝去いたしました。謹んでお知らせ申し上げます。
ベスタ―教授はコロンビア大学(1986-1993)、コーネル大学(1993-2001)を経て、ライシャワー日本研究所社会文化人類学教授に就任。2007年から2012年には人類学部長、2012年から2018年にはライシャワー研究所所長を務めました。テッド・ベスタ―氏は日本の都市文化、市場経済、食文化の研究、また著書『Neighborhood Tokyo』(1989年)、『Tsukiji: The Fish Market at the Center of the World』(2004年)で著名。アメリカ人類学協会東アジア研究分科会を設立し、最大のアジア研究組織であるアジア研究協会会長(2012-2013)を務めました。
ご遺族の皆様のお悲しみをお察し申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
メアリー・C・ブリントン、ウィン・O・ライシャワー日本研究所所長