パウリナ・コラタ
東アジア言語文明学部 助教授
パウリナ・コラタは、ハーバード大学東アジア言語文明学部助教授。日本を専門とする宗教学者として、仏教、人口動態、物質性、宗教経済、在家寺院ネットワーク、実践のエコロジーを研究分野とする。民族誌学、アーカイブ研究、映画・写真・音声の利用、共同研究といった創造的な方法論を融合させて研究を行う。
現在、初の単著となる『Fragile Networks: Buddhist Temple Communities in Depopulating Japan』(ハワイ大学出版局より刊行予定)の査読コメントに基づく修正作業を進めている。本書では、日本の地方における仏教寺院コミュニティのネットワーク化された生存戦略を検証する。また同時執筆中の2冊目の著書では、仏教の物質的過剰を取り上げ、現代日本における宗教実践の環境的・経済的条件を探求する。これは、EUの資金提供を受けた研究プロジェクト『REFUSE』から発展させたもので、『REFUSE』では、より広範な廃棄物と消費の問題の中で、仏教実践の生態学と経済について調査している。
ハーバード大学に着任以前は、コペンハーゲン大学でマリー・スクウォドフスカ・キュリー・フェローを務めていた。またコペンハーゲン大学、ルンド大学、マンチェスター大学、チェスター大学で教鞭をとり、宗教人類学、東アジアおよび東南アジアの社会と宗教、物質宗教、仏教、質的研究法などの講座を担当した。
2011年にマンチェスター大学より学士号(日本学・優秀学位)、2014年にランカスター大学より修士号(宗教学)、2020年にマンチェスター大学より博士号(日本学)を取得。京都大学と広島大学での研究滞在も経験している。