学生の体験談:モトイ・クノ・ルイスさん

クラス:2019
ハウス(寮):Cabot
研究分野:環境科学、公共政策
出身:英国(ロンドン)、ベセスダ(メリーランド州)
好きな日本食:気仙沼産の新鮮な鰹、瀬戸内海産の岩牡蠣
ライシャワー奨学金:2016年サマーインターンシッププログラム(ホテル石風)、2017年サマーインターンシッププログラム(河北新報)、2018年ヘンリーロソフスキー・サマートラベルグラント

ハーバード入学前:
ハーバード入学前、日本に1年間滞在しました。私が日本を訪れたのは、日本が自分を形成する一部になっているにも関わらず(自身が日本人とのハーフであるため)、これまでの自分にとって日本が異文化であり、滞在を通してより深く日本文化を理解したいと思っていたからです。一番印象に残っているのは、3カ月間、大分県の有機農場で過ごしたことです。これまで農業に対しロマンチックなイメージを持っていましたが、この経験を通して農業がいかに手間と労力のいる作業であることを認識し、自分が普段食べる物への感謝がより一層強くなりました。

どうして日本への興味を持ち続けることができたのですか:
過去3年間、日本語コースを受講しました。また、3回ほど日本で夏を過ごすチャンスに恵まれました。一年次の夏は富士山の麓にある日本の伝統的な高級旅館「ホテル石風」で働きました。翌年の夏には、仙台の地方紙である河北新報でインターンを行いました。ハーバード大学での最後の夏は、ほとんどの時間を日本の東北地方で過ごし、現在指導教官のイアン・ミラー教授と共に取り組んでいる牡蠣に関する卒業論文の研究のため日本全国を旅しました。

なぜ三回も日本を訪れたのでしょうか:
確かに3回も訪れる人は稀ですね。例えばニューヨークやワシントンDCでコンサルティングの仕事に就くなど、ハーバード大学の学生の多くが夏に行うことも出来たのですが、私は在学中の方が日本に滞在できるチャンスが多くあると思っていました。今後の人生で日本をこんなにも多く訪れる機会はもうないように思います。特に、ハーバードでは、ユニークな体験ができる機会が多く提供されており、また学生はそれらの機会を実現できる手厚い資金援助を受けることが出来ます

何度も日本を訪れている方からの目線で、日本のことを教えてください:
日本は東京だけではありません。都市以外にも訪れるべき場所がたくさんあります。また現地の方々と実際に話をすると、大変親切にしてくれると思います。これは他の国でもそうなのかもしれませんが、日本では特に、人々の家族や仲間意識が強く感じられます。私自身も様々なグループに迎え入れてもらいました。

ハーバード卒業後の進路:
Peace Corps(アメリカ平和部隊)に応募し、マラウイの食糧安全保障・環境教育ボランティアとして赴任することになりました。環境や食糧システムに興味を持っていたので、働けることをとても楽しみにしています。しかし、自身の選んだ進路はすべて日本の農場で体験した最初の3ヶ月間から始まっているように思います。新しい文化を探求し、学べる事を楽しみにしています。

モトイさんの日本での体験談をご覧ください:


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