デイヴィッド・C・アサートン准教授が2024年度 The Choice Outstanding Academic Titles を受賞
デイヴィッド・C・アサートン准教授の近著『Writing Violence: The Politics of Form in Early Modern Japanese Literature』(コロンビア大学出版、2023年)が、米国図書館協会の2024年度 「The Choice Outstanding Academic Titles」に選ばれました。本書は、近世文学における暴力の描写を題材に、近世文学の形式的特徴がいかに時空間の認識を変容させ、社会的・経済的な力を可視化したかについて考察したものです。卓越した表現力によって著された優れた学術書である本書は、同分野の他文献との比較においても極めて重要な研究として、そのテーマの画期的な扱い方、独創的なアプローチが高く評価されています。さらに、学部生向け書籍、図書館コレクションとしても価値を持つ一冊として認められました。
アサートン准教授は、本学東アジア言語文明学部に所属し、学部生への丁寧かつ優れた教育が評価され、Harvard FASより「Roslyn Abramson Award」を受賞。さらにHarvard Griffin GSAS学生会からは、大学院生の優れた指導者に贈られる「Everett Mendelsohn 優秀メンタリング賞」、また2025年度の「Favorite Professor」にも選ばれています。
Choiceのリストの詳細はこちらからご覧いただけます。