学生の体験談:エリー・アンダーウッドさん

クラス:2019
ハウス(寮): Lowell
研究分野:神経生物学
出身:ウエストチェスター(ニューヨーク州)
好きな日本食:うどん
ライシャワー奨学金:2018年Japan Summer Science Undergraduate Research Program(東京大学)

ハーバード入学当初の目的はどのようなものでしたか:
高校時代バレエを習い、フランス語を勉強していたので、当初はフランスへの留学を考えていました。しかし1年次の夏に祖父が病に罹り、母と一緒に東京へお見舞いに行きました。日本に長期滞在したのはその時が初めてであり、母の育った国についてもっと知りたいと思うようになりました。

ハーバードでは日本についてどのように学ぶことが出来ましたか:
2年次にキャンパスに戻った際、1年生の日本語の授業と、阿部龍一教授の宗教の授業「仏教と日本文化」を受けることにしました。これまで日本の宗教に触れたことはありませんでしたが、ダンサーである自分は、仏教の影響を受けた日本の舞台芸術、特に能・歌舞伎に魅了され、授業の最後の課題では、授業で学んだテーマのアイデアを取り入れたダンスビデオを制作しました(リンクはこちら)。とても興味深い授業でしたので、卒業前にもう一回受講したいと思っています。
また、ヘンシュ教授の研究室で研究していた際には、夏に日本を訪れ、神経生物学と日本について同時に学べる機会を探していました。ヘンシュ教授の勧めで、2年生の夏に沖縄科学技術大学院大学の夏期研究インターンシップに参加しました。ヘンシュ教授、またライシャワー研究所のサポートにより、翌年の夏、また日本へ訪れる機会に恵まれ、東京大学、ニューロインテリジェンス国際研究機構 (IRCN)に在籍しました。

沖縄、東京での生活はいかがでしたか:
沖縄と東京、どちらもとても楽しい経験でした。沖縄科学技術大学院大学の方々は温かく迎え入れて下さり、私のように初めて海外で研究を行う者にとっては最高の環境でした。プログラムを通し、世界中の学生や研究者と交流することができ、研究室の方々のご指導、またサポートにとても感謝しています。また、研究以外では、島を探検したり、日本人にもあまり知られていない沖縄の文化を学ぶ機会もありました。翌年夏に過ごした東京では、沖縄科学技術大学院大学での経験が生かされました。ニューロインテリジェンス国際研究機構では、以前と同じ主任研究員と一緒に研究を行い、以前よりも独立した立場で研究を行いました。また、ニューロインテリジェンス国際研究機構のスタッフはとても親切で、私や他の学生の東京での生活をサポートしてくださいました。東京にはたくさんの魅力がありますが、日本で歌舞伎を観劇し、とても印象に残っています。

ハーバード卒業後の進路:
現在、2019年秋の入学に向けて医学部に出願中です。その間までに日本を訪れ、沖縄と東京で出会った方々との絆を再確認したいと思っています。

エリーさんの日本での体験談:


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