研究の推進

教員へのサポート
ライシャワー日本研究所は、研究所に所属する教授(人類学、文化史、日本政治、日本宗教、日本宗教社会、社会学、東アジア言語・文明学部、政治学)へのプロフェッサーシップサポートを行っています。また1982年にEdwin O. Reischauer Professorship 基金を設立し、ハーバード大学シニア教員の研究への助成と客員教授の招聘に役立てています。


研究所構成員
ライシャワー日本研究所では、テニュア教授、ジュニア教授、名誉教授、日本語プログラム教員、図書館員等、日本関係の研究及び教育に携わる50名のメンバーからなる「全体委員会」によってミッションが遂行されています。さらに、17名のテニュア教授が「執行委員会」を形成し、研究所の運営に関わっています。

ポストドクトラルフェロー
1980年に設置されたRIJS ポストドクトラルフェローシッププログラムは、過去5年以内に博士号を取得した者を対象に、毎年4~5名のフェローを受け入れています。在籍中、多くのフェローが博士論文の出版に向けて研究を進め、さらにジャパン・フォーラムシリーズにて研究発表を行うことが義務づけられています。2011年よりデジタル・スカラーシップを専門とするフェローを迎え、2018年度にはデジタル・フェローシップ、デジタル・ポストドクトラルフェローシップが新設されました。


客員研究員
1973年より、ライシャワー日本研究所では日本、アジア諸国、北アメリカ、ヨーロッパ等、世界各地の大学・研究機関より客員研究員の受け入れを行っています。客員研究員は、ライシャワー日本研究所教員が招聘し、通常1年にわたり研究活動を行うことを目的に在籍します。授業、セミナーへの参加、学生の研究へのアドバイス等、様々な形で日本研究コミュニティに貢献しています。


出版物
ライシャワー日本研究所では、「ハーバード東アジアモノグラフ (HEAM) シリーズ」を通しこれまでに150点以上の書籍出版をサポートしています。本シリーズは、ハーバード大学アジアセンターが編纂し、ハーバード大学出版局より刊行されています。その他、とりわけ人文学の分野においては、ハーバードイェンチン研究所による「ハーバードイェンチン研究所モノグラフ(HYIM)シリーズ」からも多数の書籍が出版されています。両シリーズとも、ハーバード大学の教員が構成するアジアセンター出版委員会がピア・レビューによって選出しています。

図書館
ライシャワー日本研究所は、日本国外で最大の日本研究関連書籍を所有するハーバードイェンチン図書館をサポートし、ハーバード大学の書籍や資料の充実に貢献しています。ハーバード大学ファング図書館内に置かれ、約 30 年にわたり社会科学分野の研究者や学生へリソースを 提供してきた「現代日本研究資料センター」は、デジタル 化の時代の流れに対応し、2017 年、オンラインメディア やデジタル・リソースを扱う「日本デジタルリサーチセンター」 として生まれ変わりました。日本デジタル研究所では、大学の図書館員及び教員と協力し、新たなデジタルコレクション、 デジタルプロジェクトの立ち上げを積極的に行っています。


デジタル・プロジェクト
ライシャワー日本研究所は、近年のデジタル化の流れに対応し、オンラインリソースを収集、整理するデジタルイニシアチブを立ち上げました。その1つである「日本憲法改正プロジェクト」(CRJP) は、2005年、日本の戦後憲法改正への動きに対応し、設立されました。また、2011年3月11日の東日本大震災を受け、「日本災害DIGITALアーカイブ」(JDA) が設置されました。両プロジェクトは日本デジタルリサーチセンターで管理されており、研究所における研究活動の促進や、公開資料の充実、世界中の研究者と一般市民のネットワークの形成に貢献しています。