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森俊子教授率いるデザインスクールグループが日本建築物視察ツアー

2019年2月、森俊子教授とデザインスクールの学生が瀬戸内海を中心としたモダニスト建築物を巡る1週間のツアーを行った。 モダニスト建築運動は第二次世界大戦後に活発になり、丹下健三による広島平和記念博物館、村野藤吾による世界平和記念聖堂をはじめとする世界平和の記念した建造物をはじめ、瀬戸内地方の政府、企業、文化パトロンからのサポートを受けるようになる。現在7都道府県がモダニスト・コンテンポラリー建築に注目し、芸術と建築を中心とした観光を奨励している。戦後史とモダニズムの文化的、政治的、経済的な背景を学んだ後、一行はワールドモニュメント財団のウオッチリストにノミネートされた香川県立体育館を視察し、新しい利用法を提案した。 滞在中、東京、岡山、香川、広島県(直島、豊島、犬島を含む)の美術館や建築を訪れ香川県知事にも面会した。 森教授の訪問に関する記事は以下。

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タヅコ・アジロ・モナネ、野間ライシャワー賞表彰式

2018年12月6日(木)に教員、学生とスタッフがアジア言語プログラムオフィスに集まり、今年のタヅコ・アジロ・モナネ、野間ライシャワー賞表彰式を行いました。本表彰式はハーバード大学日本語プログラムとエドウィン・O・ライシャワー日本研究所の共催で、在ボストン日本総領事館の道井緑一郎氏にもご臨席頂き、盛大に行われました。イベントの詳細は東アジア言語・文明学部のページをご覧下さい。

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追悼:ロナルド・ドーア教授 (1925-2018)

英国の日本を専門とする社会学者、ロナルド・ドーア教授が逝去されました。ドーア教授の日本社会、文化、経済に関する研究は、戦後の社会変革に関する研究の礎を築き、後生の研究者に多大なる影響を与えました。長い研究生活の中で、ドーア教授は農地改革から都市生活、労使問題、教育関係(著書『江戸時代の教育』1995年)等、多岐にわたるテーマを探求されました。研究では、社会科学の厳密さと日本社会に対する深い知識をおりまぜ、徹底して実証的な方法をとりました。また日本語をネイティブ話者のように話し、日本語のみで行われる学会等も容易くこなしました。1987年にライシャワー研究所客員教授として在籍し、1988年~1989年にはエズラ・ヴォーゲル教授、スーザン・ファー教授との共同コースのためハーバード大学へ戻り教壇に立ちました。その後、1996年にハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所日米関係プログラムのDistinguished Visitor Lectureで講演を行いました。

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J・マーク・ラムザイヤー教授に旭日中綬章

ハーバード大学法学部日本法学教授 J・マーク・ラムザイヤー教授に旭日中綬章が授与されました。旭日章は、日本で最初の勲章であり、現在も最も栄誉ある勲章の一つとされています。ラムザイヤー教授の日本研究における多大な実績と、長年にわたるアメリカ国内における日本研究の発展及び日本文化・社会の理解への促進に寄与した功績が認められ、今回の受章が決定しました。

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レイチェル・サンダース企画『The Mysteries of Prince Shotoku』展の開催決定

レイチェル・サンダース(ハーバード美術館キュレーター)の企画による聖徳太子二歳像を取り上げた『Prince Shōtoku: The Secrets Within 』の開催が2019年5月25日〜8月11日に決定しました。1936年よりEllery Sedgwick氏により所有されていたこの作品は、近日ハーバード美術館に寄付されることになっています。展覧会の準備として、サンダース氏はハーバード美術館アシスタントディレクターのアンジェラ・チャンとともに東京、京都、奈良、大阪、広島で調査を行いました。調査の詳細はこちらからご覧になれます(英語のみ)。

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