メトロポリタン美術館にて開催されたメリッサ・マコーミック教授監修『源氏物語』展が2019年最高作品に選ばれました
ニューヨーク、メトロポリタン美術館にて開催されたメリッサ・マコーミック教授監修『源氏物語』展 (2019年3月5日〜6月16日)が、ワシントンポスト、セバスチャン・スミー氏により、2019年最高5作品の1つとして選ばれました。 今回の啓示的展示では、世界最古の小説『源氏物語』が日本の芸術そして文化へ与えた影響について考察されています。著者の紫式部は日本で長い間女神として崇められてきました。今回、紫式部への敬意が表された非常に希少価値が高く、美しい作品の数々が展示されました。物語の登場人物の好色、感情の交差、親密さ、そして儚さが表現され、観る人の心に残る展示となりました。
続きを読む2019年野間・ライシャワー賞受賞者発表
2019年 野間 ・ライシャワー賞日本研究部門の受賞者が2月6日に発表されました。こちらの賞は、1995年講談社によりエドウィンO.ライシャワー氏に敬意を表し命名され、毎年、ハーバード大学の学部生及び大学院生が執筆した日本に関連する論文の中から選出されています。 今年の野間・ライシャワー賞大学院生の部には、フェン・エン・ツ博士に授与されました。ツ博士は、執筆した論文「The Island of Fragrance and the Making of the Modern Smell」により、2019年5月、ハーバード大学東アジア言語・文明学部より博士号が授与されました。
続きを読む研究論文出版:「マリアン・アンダーソンの1953年の日本コンサート・ツアー:トランスナショナルな歴史」
ライシャワー日本研究所より、マリアン・アンダーソンの1953年の日本コンサートツアーに関する研究論文の出版についてお知らせ致します。 こちらの記事は、2019年秋号に出版された「America Music」(イリノイ大学出版)に掲載され、「アンダーソンのコンサートツアーと、米国における公民権の象徴としての彼女の存在を、連合軍による日本占領下で行われた広範囲にわたる欧化政策の文脈に関連づけることで、戦後の日米文化交流という時代における二文化的な視点をもたらした。」と評されました。当論文は、太平洋を挟んで日米の双方で行われたアーカイブ研究をもとに、日本と米国の音楽学者のグループによって執筆されました。
続きを読むスカイ・ラッセルさん(ハーバード大学、2020年卒業予定)がオーフス建築学校主催、フォト・オブ・ザイヤー第1位に表彰されました
スカイ・ラッセルさん(ハーバード大学、美術建築史専攻、2020年卒業予定)が、オーフス建築学校主催、フォト・オブ・ザイヤー第1位に表彰されました。作品は、ミドルベリー大学主催のJapan Summer Service-Learning Program (JSSL)の一環で、日本の長野県天龍村を訪れた際に撮影されたものです。コンテストでは、人と建築をテーマにした写真5点を出展することとなっており、ラッセルさんは、長野県南部の天龍村で生活する織り手の日常を記録し、この作品を通して、デザインと人との「繋がり」を探っています。 記事の全文はこちらからご覧いただけます。
続きを読むジェームス・ロブソン教授が日経ビジネスにインタビューされました
ハーバード大学アジアセンターのジェームス・ロブソン教授(James C. Kralik and Yunli Lou Professor of East Asian Languages and Civilizations and William Fung Director)が「モノには魂が宿る」という考え方についてインタビューを受け、日経ビジネスに掲載されました。
続きを読む